バッテリーの構造は

陰、陽異なった鉛板を電極とし、これらと電解液(希硫酸)との化学作用により電気を取り出したり、溜めたり出来る電池です。
極板群は単電池(1セル)といい、完全充電で2.1Vの電圧を発生します。
従って、これを直列に6つつなげたのが12Vのバッテリーとなります。


電解液の比重は

バッテリーが完全充電状態にあるときの比重は20℃において1.26を標準としています。


バッテリーの起電力は

1セルあたり2.1Vですが、電解液比重、液温、放電の程度によって異なります。
起電力は液温が低下すると共に低くなりますが、これはバッテリー内の化学作用が緩慢になり電解液の抵抗が増加するためです。
冬場など寒い時期にバッテリーが上がりやすいというのはこのためです。


放電終止電圧

バッテリーはある程度まで放電すると電圧は急激に低下し、その後は放電能力が無くなるばかりか、バッテリーの保守上重大な悪影響を及ぼします。
この放電終止電圧は1セルあたり1.75V(6セルでは10.5V)です。
バッテリーの12Vの電圧は最後の1Vまで使えるという訳ではありません。


バッテリー容量とは

完全充電されたバッテリーから放電終止電圧まで放電するのに取り出すことの出来る電気量で表され、アンペア時容量(Ah)=放電電流(Ah)×放電時間(h)で計算できます。(科学の時間を思い出しましたか?・・・(-_-;)
例えば、「テレビ」「室内灯×1灯」「FFヒーター」使用の場合の消費電力が10A程ですので100Aのバッテリーの場合、約10時間使用可能と言うことになります。


バッテリーの保守、点検

電解液(一般的にはバッテリー液)の量は半月から一ヶ月ごとの点検を必要とします。
バッテリー液が無くなり極板が露出してしまうと極板の酸化が始まり充電能力の低下又は不能状態につながります。
また、バッテリー不使用時の場合にも一ヶ月程度で補充電は必要であり、完全放電のバッテリーを放置すると極板上に硫酸鉛が固着し充電をしても元の状態に回復しない(サルフェーション)状態になってしまうため、完全放電前の補充電が必要です。